本業で大阪出張していた日の出来事
とあるバーで同い年のお兄ちゃんに話しかけられ、意気投合して朝まで語り尽くした。

「お客さんなんだから」そう言って彼はご馳走してくれた。
「東京から来た」という会ってたった数時間のぼくに。

心が温かくなった。見返りを求めるわけでもない人情味を感じたからだ。

中でも一番盛り上がったのは『食文化の違い』

「お雑煮」でぼくがイメージしたのは醤油ベースのすまし汁。彼がイメージしたのは白味噌ベースの甘い汁。

「おでん」でぼくがイメージしたのは味噌ベースのこってりおでん。彼がイメージしたのは昆布と鰹節ベースの薄口おでん。

「お好み焼きの切り方」について、ぼくはピザ切りで、彼は格子状。

所変われば品変わる。当然のことだ。
食文化ひとつとってもこれだけ価値観が違うのだから、個々の価値観がいちいち違うのは言うまでもない。彼との会話で改めて感じた。

いろんな価値観を持ったお客様がいるのも当然のこと。だからこそコミュニケーションを図ってイメージをすり合わせていくことを大切にしている。

違って当たり前。そういうスタンスだから、否定をすることも変に思うこともない。

あなたのこと、包み隠さず教えてほしい。