今日で、僕がセラピストとして歩み始めてから、ちょうど1年が経ちました。

この1年は、本当にあっという間。
思い返せば、最初は不安と緊張ばかりで
施術をする前は手のひらが少し汗ばんで、
「ちゃんと癒せるかな…喜んでもらえるかな…」と
心の中で何度も自分に問いかけていました。

でも、お客様が「ありがとう、気持ちよかった」と笑ってくれた瞬間、胸の奥が温かくなって、「このお仕事を選んでよかった」と心から思えました。
その為なら僕ができる努力をしようと考えました。

それからの毎日が、出会いの連続でした。
お仕事帰りに疲れた表情で来られて、
帰るころには表情が緩んで笑顔になるお客様。
会話の中で、普段は誰にも話さないような気持ちを打ち明けてくれるお客様。
ただそっと手を重ねるだけで、心まで通じ合えたような不思議な瞬間。

そんな時間のひとつひとつが、僕の宝物です。

セラピストは、ただ身体を気持ちよくするだけじゃない。
心に寄り添い、その方の『その日』や『その瞬間』を少しでも心地よくするお仕事。
時には弱さや本音を受け止め、
時には何も言わずに包み込むように。
そうやって、人と人が触れ合う尊さを、
この1年でたくさん学ばせてもらいました。

そして
このお仕事は、出会って終わりではなく、
また会える日までの時間にも繋がっていると感じます。
「また来るね」「また会おうね」と言ってくださるその一言が、僕にとってどれだけの励みになっているか。

これからの僕はさらに技術を磨き、相手を思いやり
“心まで届くタッチ”を大切にしていきます。
身体の疲れを癒すだけじゃなく、
その方の人生が少しでも優しく、温かくなるような時間を届けたい。

そして、時には少しドキッとするような、
ふとした仕草や視線で、
お客様の心をときめかせることも忘れずに。

2年目の僕をどうぞよろしくお願いします。
これからもあなたの毎日に、癒しと笑顔をお届けします。

アラシ