女性専用風俗(女風) 東京秘密基地本店 (出張専門) | 連載⑤

9/19 23:00 UP! 連載⑤ AIRI(アイリ)(39)

AIRI(アイリ) 連載⑤
『あなたを大切にしない人』

― 第5話 あなたを傷つけても、自分の非を認めない人 ―


嫌な思いもしていた。

何度も我慢していた。

それなのに最後には、

「私が悪かったのかな」

と、自分を責めてしまう。


そんなことが、
何度も繰り返されていた。


人は誰でも間違えることがあります。


言い過ぎてしまうこともある。


相手を傷つけてしまうこともある。


自分ではそんなつもりがなくても
相手にとっては辛い言葉になってしまうことだってある。


だから「一度も間違えない人」
なんて、きっといません。


大切なのは、
間違えないことではないんです。


間違えた後に、どう向き合うか。


そこに、その人の人間性が出るのだと思います。

「ごめん」

その一言を言えるか。


相手の話を聞けるか。

「そんなつもりじゃなかった」

だけで終わらせず
「あなたは、そう感じたんだね」
と受け止められるか。


そして
同じことを繰り返さないように
自分の行動を見直せるか。


それができる人なら
関係は修復していけます。


完璧じゃなくてもいい。

間違えてもいい。


でも自分の非を認めないことと
自分を守ることは違います。


自分が悪くないことまで謝らなくていい。


傷ついたことを伝えることは
責めることではありません。

「私は悲しかった」

「私は嫌だった」

「その言葉は傷ついた」

そう伝えることは
相手を攻撃することではなく
自分の気持ちを大切にすることです。


それなのに

「そんなことで怒るあなたがおかしい」

「気にしすぎ」

「そっちだって悪いじゃん」

と、話をすり替えられてしまう。


最初は「そうなのかな」
と思うだけかもしれません。


でも、それが何度も続くと


「私の感じ方がおかしいのかな」

「私が我慢すればいいのかな」

「私が謝れば終わるのかな」

と、自分の感覚まで疑うようになってしまいます。


そして気がつけば傷ついたことよりも

「相手を怒らせてしまった自分」

を責めるようになる。


それはとても苦しいことです。


女風でも
人と人との時間である以上
すれ違いが起こることはあります。


言葉の受け取り方が違うこともある。

期待していたものと
実際の時間が違うこともある。


だからこそ
何かあった時に大切なのは
どちらが正しいかを決めることではなく
「どう感じたのか」をちゃんと聞くこと。


僕自身も、
すべてを完璧にできるわけではありません。


だからこそ
「何か嫌なことがあったら言ってください」
と思っています。


言ってもらわなければ

気づけないこともある。

分からないこともある。

そしてもし自分に至らないところがあったなら、
「ごめんなさい」
と、ちゃんと言える人でありたい。

謝ることは
負けることではありません。

自分の価値が下がることでもありません。

むしろ、
大切な人との関係を守るために
自分の間違いと向き合える強さです。


多くの人がそうなのかもしれません。

ただ「ごめん」と言ってほしいわけではない。

自分の気持ちを
なかったことにされたくない。

大げさだと思われたくない。

面倒な人だと思われたくない。

ただ、「そうだったんだね」
と、一度受け止めてほしい。


それだけなのかもしれません。


人を大切にするというのは
いつも正しいことを言うことでも。


相手の希望をすべて叶えることでも。


一度も失敗しないことでもありません。


相手を傷つけてしまった時に、 
「自分は悪くない」
と逃げるのではなく
その人の痛みに向き合えること。


次はどうしたらもっと安心してもらえるだろう。

そう考えられること。


そこに、
優しさがあるのだと思います。


もし今、
「私が悪かったのかな」
と、何度も自分を責めている人がいるなら。

少しだけ立ち止まってみてください。


本当にあなたが悪かったのでしょうか。


それとも相手が自分の非を認めないことで
あなたが悪いと思わされているだけでしょうか。


あなたが傷ついたという事実は
誰かに否定されるものではありません。


あなたが感じたことは
あなたの大切な感情です。


もちろん自分にも非があったなら、
そこは素直に認めていい。


「私も言い過ぎたかもしれない」

「そこはごめんね」

そう言えることも
自分らしさを失うことではありません。


大切なのは何でも自分のせいにしないこと。


そして何でも相手のせいにしないこと。


お互いに

「ここはごめん」

「ここは悲しかった」

と言える関係。


そんな関係なら
きっと少しずつ優しくなっていける。


誰かに認めてもらうための笑顔ではなく。


自分の気持ちを
自分で認められた人の笑顔。

自分らしくいるということは
強がることではありません。


何でも許すことでもありません。


傷ついたら
傷ついたと言っていい。


間違えたら
ごめんと言っていい。


そして
自分が悪くないことまで
自分のせいにしなくていい。


あなたは
誰かに大切にされるために
完璧になる必要なんてありません。


そのままのあなたで
ちゃんと大切にされていいんです。

――――――――――

「私は、これでいい」
と、自分の気持ちを大切にしてあげること。

そこから始まるのかもしれない。

『あなたを大切にしない人』

全5話。
これで終わりです。

……と言いたいところですが。


本当の物語は、
ここからなのかもしれません。


誰と付き合うのか。

誰と距離を置くのか。

誰に心を開くのか。

そして、
どんな自分でいたいのか。


それを決めるのは誰でもない。


あなた自身です。


自分らしく。


あなたがあなたを、
大切にできますように。
 

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