今回は「涙の女王」という作品をご紹介します。





韓国屈指の財閥に生まれた百貨店の令嬢・ホン・ヘインと、
田舎育ちの弁護士・ペク・ヒョヌの、結婚3年目の物語。





一見、何ひとつ不足のないように見えるふたりの関係は、
すでに冷えきっていて——。





そんなとき、ヘインが“余命宣告”を受けたことをきっかけに、
物語は大きく動き出します。





すれ違いや誤解の積み重ねで離れてしまった心が、
少しずつ、少しずつ、また近づいていく。





言葉にはしないけれど、
じっと見つめる視線や、ふとした触れ方の中に、
どれだけの想いが込められているかに気づかされる瞬間が、何度もありました。





このドラマを見ていると、
ふたりで過ごす、なんてことない時間が
どれだけ大切だったかに改めて気づかされます。





一緒にコーヒーを飲んだり、
黙ったまま隣に座っていたり……。


そんな何気ない瞬間が、あとからじんわりと心に残っていたりするんですよね。





僕がこの仕事をする中で大事にしているのも、
まさにそういう“さりげない時間”です。





女風が初めての方や、
普段から家庭や職場の中で“がんばらなきゃ”と気を張っている方ほど、
誰にも見せていない顔や気持ちが、きっとあると思うんです。





強く見せていても、本当は誰かに甘えたかったり、
何も言わずに、そっと抱きしめてもらいたかったり。





そういう想いを、ちゃんと受け止めたい。


ふたりきりの空間の中だからこそ、
言葉にしなくても伝わること、たくさんあるから。





ちゃんと見て、ちゃんと触れて、
「ここにいてよかった」って思えるような時間を、一緒に過ごせたら嬉しいです。





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