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YATOMI(ヤトミ) 同じ葉っぱから、六つの味
こんにちは、YaTomiです。
 
最近、少しずつ
深めていきたいものがあります。
中国茶です。
 
中国茶と一言でいっても、
実はとても種類が多くて、
大きく六つに分けられます。
 
しかも驚くのは、
どれも元は同じ、
チャノキという一つの植物の葉なんだよね。
 
違うのは、
摘んだ葉をどう扱うか。
どれだけ寝かせて、
どれだけ空気に触れさせるか。
それだけで、まったく別の顔になります。
 
一つ目は、緑茶。
摘んですぐに熱を入れて、
葉の青さをそのまま閉じ込めたお茶です。
すっきりとして、まっすぐな味。
 
二つ目は、白茶。
ほとんど手を加えず、
ゆっくり乾かすだけ。
いちばん自然に近い、やわらかい甘さがあります。
 
三つ目は、黄茶。
少しだけ蒸らして寝かせる、
手間のかかるお茶です。
作られる量が少なくて、
出会えたら幸運な一杯なんだよね。
 
四つ目は、青茶。
烏龍茶の仲間です。
途中まで変化させて、そこで止める。
その止めどころで、香りが花にも果実にもなります。
 
五つ目は、紅茶。
しっかり空気に触れさせて、
最後まで変化させきったお茶。
深い色と、丸みのある香りです。
 
六つ目は、黒茶。
長い時間をかけて熟成させるお茶で、
年月がたつほど、味が落ち着いていきます。
 
同じ葉なのに、
扱い方ひとつで、
これだけ違うものになる。
俺はこの成り立ちが、たまらなく好きなんだよね。
 
そしてもう一つ好きなのが、
中国茶は、一度で終わらないところ。
同じ茶葉に何度もお湯を注いで、
一煎目、二煎目、三煎目と、
少しずつ開いていく味を楽しみます。
最初は閉じていた香りが、
回を重ねるごとにほどけていくんだよね。
 
千年以上前から、
人はこうやってお茶と向き合ってきたそうです。
急がずに、
その葉がいちばんおいしくなるところを、
待ちながら探してきた。
 
人も、少し似てるのかなって思ってる。
 
初めて会う人の前だと、
つい「ちゃんとした自分」でいようとして、
本当に言いたかったことを、
帰り道に思い出したりしませんか。
 
二回目で、
やっと笑い方がゆるんだり。
三回目で、
「実はね」と本音がこぼれたり。
 
それって、
心を開くのが下手なんじゃなくて、
時間をかけて、ちゃんと開いていく人なんだと思う。
 
一煎目で香りを出し切るお茶もあれば、
二煎目、三煎目で、
やっといちばんいい香りを出すお茶もあります。
どっちが良い悪いじゃなくて、
その葉の性質なんだよね。
 
その日の気分や疲れ具合でも、
ほしいものは変わります。
たくさん話したい日もあれば、
ただ黙って、隣にいてほしい日もある。
 
だから俺は、
決まった淹れ方を押しつけるより、
その日のあなたに合う温度と時間を、
一緒に探していきたいと思っています。
 
もちろん、まだ勉強中です。
 
あなたは、すぐに開くほうですか。
それとも、二煎目からほどけるほうですか。
 
YaTomi

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